天皇賞で輝いたマヤノトップガン
マヤノトップガンは、ステップレースである第44回阪神大賞典で、前年の三冠馬ナリタブライアンとのマッチレースを展開し、多くの競馬ファンから注目を集めた馬です。
近年の中央競馬でのベストレースの一つに挙げられる名勝負でしたが結果は2着、本番の天皇賞・春ではこの両馬2頭が抜けた人気となって同馬は単勝オッズが2.8倍という圧倒的な2番人気と支持されましたが、レースでは折り合いを欠いたマヤノトップガンが5着に敗れ、サクラローレルが直線力強い末脚を見せてナリタブライアンを差し切り優勝します。
その後、このサクラローレルとはライバルのような関係で、オールカマーでは人気を二分し勝負が注目されましたが結果は4着と惨敗、次の天皇賞・秋では接戦の中何とか勝ちましたが無念の2着、有馬記念では1番人気につけたサクラローレルの快勝の前に7着と完敗し、ライバルの実力ばかりが注目され、なかなかマヤノトップガンの本来の実力を示すチャンスは訪れません。
しかし、1997年は去年と同じ阪神大賞典から始動し優勝。
迎えた天皇賞・春では、サクラローレルとマーべラスサンデーとの3強対決が注目されます。
誰もがサクラローレルの勝利を疑わなかったこのレース、それまでの先行とは一転した、初めての最後方からの競馬を試み、見る者に驚きを与えましたが、長距離での折り合いに専念し、最後は末脚を生かして、先行していたサクラローレルとマーべラスサンデーの2頭を大外から豪快に差し切り、当時の長距離では異例とも言える34.2秒台の末脚で見事優勝を果たしました。
この記録はライスシャワーが持つレコードを2.7秒更新する当時の世界レコード3分14秒4というタイムでファンを驚かせると共に、鞍乗の田原騎手・マヤノトップガン両者の有終の美を飾ることが出来たのです。
このときのレコードタイムの評価と圧巻のレースの内容で、マヤノトップガンは歴史に残る名馬の座を獲得したと言えるでしょう。
