第2次競馬ブームの申し子【武豊】

1987年の騎手デビュー以降、デビュー2年目の菊花賞にてスーパークリークに騎乗し初のG1勝利にして史上最年少でクラシック制覇、天皇賞・春・秋をを通して2008年度に通算11勝目を挙げた、第2次競馬ブームの申し子と呼ばれた武豊騎手。

メジロマックイーンでの親子三代制覇ならびに史上初の同一競争4連覇を達成するなど、天皇賞に特に強いことから、平成の盾男と呼ばれています。

史上初・史上最速・最年少などなど、数えきれないほどの競馬記録を塗り替えてきた名騎手、武豊は何と言っても長距離レースに強いのが特徴です。

天皇賞・春で5勝、菊花賞4勝を挙げた同騎手、長距離レースはペース配分や仕掛けのタイミングが重要で、さらには騎手同士の駆け引きも結果を大きく左右するものであり、騎手の技量がないと勝てないと言われますが、現在日本には彼をしのぐ腕を持ったものはいないとされています。

この長距離での安定した勝利の数を見れば、彼の実力は一目同然です。

G1レースだけでなく、その他のレースでも常に安定した人気を誇ってきましたが、2009年、近年の地方トップ騎手の中央移籍などによる騎手リーディング競争激化から、およそ16年間保持してきた最多勝利騎手の座を内田博幸騎手に明け渡すことになります。

2010年には毎日杯で落馬し4カ月の休養。

このため18年ぶりに日本ダービーにも騎乗できませんでした。

怪我による長期離脱が響いて騎手主要3タイトルを全て受賞出来ず、長期海外遠征の2001年を除きおよそ17年連続クリアしてきた中央成績100勝達成も出来ず、69勝のみと、武豊の時代も終わりを告げる時がきたのでしょうか。

常に1番人気、記録塗り替えというプレッシャーの中で戦ってきた同騎手も、近年の実力の衰えは、JRAの売り上げの減少とともに決して否定はできません。

「人気薄の武は買い」という新たな格言が流行り、全盛期とは違う、新たな視点から見たファンの彼への注目が集まるかもしれません。

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